しかし、この「足りてる」とはどういう定義だろうか?
おそらく、脱原発派の言い分だと「でんき予報で電力使用率が99%になったとしても、電気は足りてる」ということだろう。
しかし、これは大きな間違い。
今年は火力発電所が特に異常停止している。
これは原発がストップしているため、普通の状態よりも長めに稼動させていることが影響している。
(火力発電所は24時間動いているわけではない)
発電所は何らかの要因で止まる可能性があるのだ。
この可能性を考えずにギリギリの電力供給状態を「足りてる」というのなら、あまりにも考えが浅い。
また、電力は国防にも関わってくる。
自衛隊の基地も当然ながら電力を使う。
365日24時間、国を守っている基地に不安定な電力供給しかできないということは有り得ない。
それは国防の崩壊につながる。
今、日本で使われている家電は意識しなくとも節電するようになっている。
高いエコ性能の家電をつくることに関しては日本はトップクラスである。
メディアが「節電」と叫ぶが、国民レベルではもうやれることはやり尽くしている状態だ。
それこそ、街頭のネオンを規制した方が効果的だろう。
「原発を止めても国民が省エネを頑張れば足りる」というのは、申し訳ないが馬鹿の理論だ。
(今、自民党の河野太郎が言っていたことだ)